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2022.9.7

ソケットリフト

監修 医療法人優和会理事長 神田 浩之

こんにちは、群馬県前橋市のカンダデンタル・けやきウォークです。

今回は、人工的に骨を増やす治療法の1つ『ソケットリフト』の症例についてご紹介いたします!

 

ソケットリフト症例

まずは写真をご覧ください。

こちらの患者様は、左上6番の骨が1ミリしか無い薄い状態でしたので、上顎洞を持ち上げて骨移植を行う『ソケットリフト』という治療を行いました。同時に5番と6番にインプラントの埋入を施しました。

 

インプラントの埋入を同時に行った事、尚且つクレスタルアプローチという方法を用いておりますので、術後の痛みや腫れはほとんど無い状態で治癒されております!

 

▼写真のアフター画像は、4ヶ月後の写真です。

しっかりと安定した骨となり、定着のテストも問題ありません!この間の通院回数は2回なので、患者様のご負担も軽減できたと思います。

 

当院でのソケットリフト治療

当院では、ほとんど骨がない方でも、この方法で治療するのが95%、残り5%は骨を作る処置とインプラントをする処置を分けて行っております。今後、噛む為の被せ物を入れて完成となります!『なんでも噛める歯』で患者様の喜んでくださる姿が、スタッフ一同とても楽しみです!

【主     訴】         左上6番の骨が1ミリしか無い

【治 療 費 用】        約40万円

【副作用とリスク】

●術後の腫れ・痛みが生じることがあります。

●インプラントが定着しないこともあります。

(当院実績16年間で0.3%程度のリスク)

●リカバリーオペを行えばほとんどのケースで問題ありません。

●上顎洞感染を生じる場合もあります。

 

続いてのお写真をご覧ください。

こちらの写真は、右上一番奥の大臼歯を失ってしまった方の、「ソケットリフト」と「インプラント埋」を同時に行いました。

 

手術前、かなり骨がない状態でしたが、「クレスタルアプローチ」という、侵襲の少ない処置で対応致しました。

 

当院では厚さが1ミリくらいしかなくても、ほとんど同様の処置での対応を行っております。

 

【主     訴】        右上一番奥の大臼歯を失ってしまった

【治 療 費 用】        約80万円

【副作用とリスク】

●術後に頬の腫れ、内出血に伴う顔面皮膚の変色などの症状がおこる可能性があります。

●術後の感染などによる経過不良から、インプラントの撤去という事態も起こり得る可能性があります。

●口腔内の清掃不良はもちろんのこと、喫煙はインプラント手術の成功に悪影響を与える可能性がありますので、治療期間中は禁煙をお願いします。

●上顎洞感染を生じる場合もあります。

 

 

このように2つの手術を同時に行う特徴としては、

①治療期間の短縮

②腫れや痛みの激減

といった2つの利点があり、何よりお体の負担軽減につながります。

ただし、この手術は非常に難しい処置のため、クリニックでの実績や経験を調べたりするなどして、クリニック選びしっかりする事をおすすめ致します。

 

カンダデンタル・けやきウォークでは、患者様一人一人に合わせた、デジタルレントゲンや3次元CTを使用した診査・診断に力を入れています。また、拡大鏡やマイクロスコープ等を使用し、肉眼では捉えられない視野下での治療等を行っており、最新機器も駆使し、正確な診査・診断と精度の高い治療を心がけています。

 

どのような症状であっても、十分な実績と診査、診断をもとに、患者様との信頼関係を大切にし、十分な説明を行ってから治療を始めますので、お気軽にご連絡いただければと思います。