監修　医療法人優和会理事長　神田　浩之

 

こんにちは、群馬県前橋市のカンダデンタル・けやきウォークです。

今日は、当院で導入しております3D歯科スキャナーについてご紹介いたします。

 

3D歯科スキャナーとは

3D歯科スキャナーとは、3D光学スキャナーのことです。お口の中の様子を小型カメラで撮影すると3次元の立体画像としてデータ化され、モニター上で映し出されます。モニターに映し出された画像は様々な角度から対象物を見ることができ、拡大も自在なため細部の様子もより明確に把握することができます。お口の中の状態を確認するだけでなく、矯正治療やインプラント治療、補綴治療での型どりにもよく使われます。日本ではまだ普及率は高くない3D歯科スキャナーですが、そのメリットの多さから導入する歯科医院も徐々に増えてきています。

 

3D歯科スキャナーを使用するメリット

・正確なデータ採取と治療の成功率向上

3D歯科スキャナーで得たデータに基づいてマウスピース矯正の治療計画をたてたり補綴物を作製することで、より精密な治療が可能となります。治療の精度が上がると、治療後の経過やメンテナンスもより良いものになるでしょう。

 

・型どりにかかる時間の短縮

一般的には、アルジネートとよばれる粘土状の材料やシリコンを歯列に数分間押し当てることで型どりをします。

材料を練ってから固まるまでに5～6分ほどです。一方、3D歯科スキャナーでは、歯をなぞるようにスキャンするだけで型どりが完了します。スキャンにかかる時間は数十秒、そこからデータを作成する時間を含めても、1分程度に短縮されます。

 

・患者様の負担を軽減

3D歯科スキャナーでの型どりは、小型カメラで歯列をなぞるように写すだけです。従来の型どりのように、印象材で苦しくなることもありません。口が大きく開かない方や嘔吐反射のある方、小さなお子さまでも、安心して型どりを行うことができます。誰が型どりを行うかによってデータに差が出たり、型どりを失敗してやり直しが必要になることもほぼありません。

 

まとめ

このように、3D歯科スキャナーを使用することでこれまでにはなかった様々なメリットを得ることができます。主に自費の補綴治療や矯正治療で3D歯科スキャナーを使用しておりますが、適する治療内容などがあるため詳細は担当医までご相談ください。

当院では患者様のお悩みやご不安、ご要望に寄り添い、様々な治療プランをご提示いたします。ご予約はお電話、ネットでも受け付けております。