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2023.6.21

3D歯科スキャナーを使ったインプラント治療の流れ

監修 医療法人優和会理事長 神田 浩之

 

こんにちは、群馬県前橋市のカンダデンタル・けやきウォークです。

今日は、3D歯科スキャナーを使ったインプラント治療の流れについてご紹介いたします。

 

インプラント治療とは

何らかの理由で歯を失った箇所の顎の骨に人工の歯根(インプラント)を埋め込んで、歯を補う治療法をインプラントといいます。インプラントは他の歯と見分けがつかないほど自然で美しく、自分の歯と同じような噛み心地を実現できます。また、他の歯に負担をかけないため健康な歯を守ることができます。このように審美性、機能性、耐久性に優れていることから、近年インプラント治療をご希望される患者様が非常に増えています。

 

インプラント治療における3D歯科スキャナーの活用

3D歯科スキャナーとは、3D光学スキャナーのことです。お口の中の様子を小型カメラで撮影すると3次元の立体画像としてデータ化され、モニター上で映し出されます。モニターに映し出された画像は様々な角度から対象物を見ることができ、拡大も自在なため細部の様子もより明確に把握することができます。当院のインプラント治療においては、下記のような場面で3D歯科スキャナーを使用します。

 

・サージカルガイドの作製

当院ではインプラント治療の際に、インプラントの埋入位置や角度、深さをガイドするための装置である「サージカルガイド」を作製します。このガイドを作製する際には3D歯科スキャナーでお口の中の状態をデータ化し、CT撮影によって得られたデータと組み合わせることで正確にシミュレーションをすることができるようになります。

 

・上部構造作製のための型どり

インプラントの上に被せる上部構造を作製するためには、型どりが必要です。お口の中を3D歯科スキャナーで読み取り、そのデータをもとに上部構造を作製します。従来の型どりのように印象材で苦しくなることもなく、精度の高いデータを短時間で得ることができます。

 

まとめ

このように、インプラント治療において3D歯科スキャナーをはじめとするデジタル機器を最大限活用することで、精度の高い治療を安心・安全にご提供することができます。

当院では患者様のお悩みやご不安、ご要望に寄り添い、様々な治療プランをご提示いたします。ご予約はお電話、ネットでも受け付けております。