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2025.6.24

セラミックとインプラントで叶える審美歯科治療|オールオン4による下顎補綴の症例紹介

監修 医療法人優和会理事長 神田 浩之

 

こんにちは、群馬県前橋市のカンダデンタルけやきオフィス前橋です。
今回は「上下すべての歯をインプラントにしたい」とご相談いただいた、50代男性の症例をご紹介いたします。

診査の結果、上顎には保存可能な歯が数本残っていたため、できる限りご自身の歯を活かす方針とし、下顎はオールオン4、上顎は臼歯にインプラント、前歯にはセラミッククラウンによる補綴を行いました。

 

▼症例
Before

初診時には、上下の歯に多数の欠損や歯の動揺が見られ、「インプラントでの全顎補綴を希望」としてご来院いただきました。診査の結果、上の歯はできるだけご自身の歯を活かしつつ、審美性と機能性の両方を高める治療計画を立てました。

 

途中経過 下顎は全て抜歯を行い、オールオン4とジルコニアで修復


仮歯による咬合確認と見た目の調整を丁寧に行いながら、段階的に最終補綴へと移行しました。噛み合わせや発音、見た目のバランスもこの時点でしっかり確認しています。

 

After

 

最終的には、上下ともに自然な見た目としっかりした噛み合わせを回復できました。
噛み合わせが安定し、補綴物の色調・形態も自然な見た目となるよう調整いたしました。

下の歯は、すべてインプラントで補う「オールオン4」という方法を採用。上の奥歯はインプラント、前歯にはセラミッククラウンを用いた補綴で仕上げました。治療期間は約1年。段階的に治療を進めながら、しっかり噛めることはもちろん、自然で美しい見た目にもこだわりました。

 

 

治療の流れ

今回行った治療の流れは以下の通りです。

・精密検査・仮歯の調整
・下顎インプラント埋入(オールオン4)
・上顎奥歯にインプラント埋入
・上顎前歯にセラミッククラウン装着
・噛み合わせ調整・最終補綴仕上げ

 

 

治療の詳細

【主     訴】 上下の歯をすべてインプラントにしたい

【治 療 費 用】 約590万円

【治 療 期 間】 約1年

【副作用・リスク】

⚫︎インプラント治療

・疼痛、腫脹、出血の可能性がある

⚫︎セラミッククラウン

・歯を削る必要がある

・噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は破損防止にマウスピース装着をおすすめすることがある

⚫︎オールオン4

・疼痛、腫脹、出血の可能性がある

・インプラント歯周炎になる可能性がある

 

当院では、できるだけ患者様ご自身の歯を活かしつつ、ご希望やお口の状態に合わせた最適な審美治療をご提案しております。

「インプラントやセラミックが気になる」「自分にはどの治療が合うか相談したい」など、気になる方はお気軽にご相談ください。

 

カンダデンタルけやきオフィス前橋

神田 浩之